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大阪市会・民生保健委員会行政視察

2018年8月29・30日 、北海道札幌へ大阪市会・民生保健委員会行政視察へ行ってきました。

今回の視察では、以下の4つの項目について説明を聞き、現地も見学してきました。

①ペットの災害対策
②障がい者コミュニケーション条例
③子ども発達支援総合センター
④パーソナルアシスタンス(PA)事業

 

 

 

 

 

 

 

1、ペットの災害対策について

平成28年に発生した熊本地震では、ペット同行で避難所に入ることが難しく、自家用車で避難生活をされる方がおられました。

「ペットの避難問題」と「生活を共にしてきた飼い主の避難生活」をどう考えるかで対策が練られた経緯などをお聞きしました。

具体的には、犬と猫の防災手帳を発行し、飼い主とペットが写っている写真を表につけて、ペットの名前や生年月日、登録番号などの情報と、飼い主の名前・住所・電話の情報を載せて、災害時のペット支援体制を強化していく、というものです。

まだまだ試行錯誤を繰り返しながらになるとは思いますが、単身高齢者が多い大阪市でもペットの災害対策に取り組み意義は大きいと説明を聞いて思いました。

2、障がい者コミニュケーション条例について

札幌市では視覚・知的・聴覚がい、その他の身体障がい、盲ろう、ALS(難病)、発達障がい、失語症、精神障がい等に対して、それぞれにあったコミニュケーションの手段を紹介、障がい特性に応じたコミニュケーション手段の利用を条例によって促進しています。

障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指し、条例を制定したとのこと。

大阪市でも手話言語条例を施行していますが、札幌市の実践に学ぶところが多いと感じました。

3、子ども発達支援総合センターについて

「子ども発達支援総合センター(ちくたく)」を現地視察。

「ちくたく」では、【多様な視点による高度な支援の提供】、【関係機関との連携による札幌市全体の支援体制の向上】により、子どもの状況に応じたより適切な支援を提供しています。

「ちくたく」には、以下のような施設によって構成され、施設が相互連携により、(医療・保健・福祉・教育関係)市内関係機関の支援体制の向上をめざしています。

・子ども心身医療センター、
・発達医療センター
・児童心理治療センター(ここらぽ)
・閉症児童支援(さぽこ)
・かしわ学園・
・はるにれ学園(福祉型自動発達支援センター)
・ひまわり整肢園
・みかほ整肢園(医療型児童発達センター)

子どもの状況に応じて支援する個別の部屋が沢山必要ですが、元は病院だったので部屋を改装し有効に活用していました。

愛称の「ちくたく」は、「心・知をはぐくむ(知育)」、「体をはぐくむ(体育)」をかわいらしく表現。時計の秒針のようなイメージで、ゆっくりでもいいから、少しづつでも成長してほしいという想いが込められています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪市では、この間、住吉市民病院という大事な病院を廃止しました。

社会的・福祉的な役割を担っていた住吉市民病院は重症心身障がい児の短期入所などを支援し、「ちくたく」と同じような役割を担っていたと思います。

「ちくたく」の視察を生かし、大阪市も障がい児支援に力を入れましょう。
住吉市民病院が担ってきた医療機能、特に福祉的・社会的医療の責任を大阪市は果たしましょう。

4、パーソナルアシスタンス(PA)事業について

パーソナルアシスタンス(PA)事業とは、重度身体障がい者の長時間介護問題にかかる検討を契機として、札幌市独自の解除制度として事業化したものです。

重度訪問介護の支援時間数の一部を金銭給付に振り替え、その範囲内で地域住民等と直接契約を結び、利用者自身がマネジメントを行いながら必要な介助受ける仕組みです。

このPA制度は、
*ヘルパー資格等を必要としないため、地域の方や知人など慣れた介助者から介助を受けることが可能
*事業所の都合によらず、障がい当事者自らが必要な介助体制を組み立てることが可能
*介助者への時給設定によって、これまで以上に介助時間を確保することが可能
などのメリットがあります。

一方、実践のなかでの課題として、
*自己決定が困難な者(知的障がい者・高齢者等)を対象に含めるのか
*自己決定が困難な場合、介助者主導となり、利用者に不利益が生じる
*費用を直接支給した場合、不正が起きるのではないか
*費用支給の根拠となる利用実態の把握をどのようにおこなうか
*利用者や介助者が提出する請求書の不備が多い
などがあげられます。

PAサポートセンターにおいては、請求書類の訂正事務負担が増加などの諸課題に対しての対策もしているとのことでした。

いづれにしても、利用者の皆さんに喜ばれる制度となり、しかも効率的であれば言うことなしでありますので、利用者の声に絶えず立ち返り推進することが大事かなと感じました。

最後に、札幌市役所様には、これまでも何度も視察にご協力をいただきまして誠にありがとうございます。

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