橋下市長の2年を検証。

知事と市長のダブル選挙で、大阪の実権を維新の会が握り、2年が経過しました。出発当初は「大阪を変える」、「決める政治」のキャッチフレーズが大阪市民の心をつかみ支持率も7~8割という状況で、共産党の言ううことには耳も傾けない市政運営が行われました。市政改革プランで市民サービスの削減が、教育・保育・年金者・労働者など各分野から要求を軸に署名運動が広範に取り組まれ、徐々に維新の本質が市民に見えるようになって行きました。橋下市長の慰安婦問題での暴言をきっかけに維新の会の支持率が急低下。都議選、参院選、堺市長・岸和田市長選挙と連続して敗北を喫する事態に。このような維新の会の失速は、自動的に勝手に起こったのではない。橋下市長、維新の会の対局で存在する日本共産党が議会内外で正論を言い続けたこと、一点共同で自民・みらい(民主)などとも橋下市政の何でも民営化路線では歩調を合わせたことなどの努力が実っての結果であると思います。地下鉄民営化は3・5・12月と3回も継続で、実質廃案に追い込んでいます。橋下市長が進める大阪都構想も区割り・財源調整など具体的な内容に入って、一層矛盾が出てきています。あとは数の力で強引に住民投票に持ち込む作戦です。この点では、公明党をなんとしても取り込みたい橋下市長は、府議会議員選挙の区割りで公明党に有利にすることで、都構想に賛成させようとしています。こういう事態にも日本共産党は、正面から維新の会、公明党に市民の生活暮らしを守れと迫ってまいります。橋下市長の政治姿勢は、市民本位ではなく、完全に大企業・財界本位であることが明らかになった2年です。

 

淀川左岸線2期事業は中止し、自然を守ると共に、地震津波災害に備えよ!

 淀川左岸線2期事業を進めても経済効果には疑問。大型開発優先の失敗は、これまでも大阪市は何度も経験しているのに、何故、無駄な開発をつづけるのか。その狙いはハッキリしています。関西財界の要求です。それから府市統合の大阪都構想も大型開発優先の考え方に偏っています。橋下市長は寝ても覚めても関空リニアや淀川左岸線高速道路開発で頭がいっぱいと言い放っています。淀川の自然水系にも影響を与える無駄な開発はすべきではありません。042037

 

 

大阪都構想にはデメリットしかない。

そもそも大阪都構想は、府と市で二重行政であると言い出した橋下市長が無理やりにすすめているものです。無駄な二重行政をなくしたら4000億円浮いてくると言っていました。ところが、法定協議会で提案されたパッケージ案では706億円という結果に、ところが、その中身が問題で、効果額のなかに都構想に関係ない地下鉄・市バスの民営化で290億円や市政改革プランで237億円と市民いじめによる民営化が含まれていました。協議会では、粉飾、盛りすぎなどと批判の声が上がっていました。橋下市長は議論に詰まって、コストや効果の小さい話ではない、オリンピックを呼ぶには大阪都しかないとい言う始末です。問題は他にも山積で、特別区の厳しい財政運営、住民サービスは全く良くならない。特別区間の格差も容認できないひどい内容です。一人当たりの歳入が最大4.5倍、財政調整をしても1.2倍。普通財産は最大39倍、公営住宅などの行政財産も偏在。都構想は百害あって一利なし! 実現不可能な絵に描いた餅! これ以上の論議は時間のムダ! 

早く議会を正常化したい。

市会議長の不信任決議可決を受けて、維新の会は美延議長に辞職を示唆したとみられますが、拘束力のない議決であること、謝罪をして議長報酬の3ヶ月分返上で責任をとることで、議長続投の意思を周囲に言っているようです。本日の夕刊で報道されていました。問題は、不信任を可決した公明・自民・みなり(民主系)は議長辞職をしないのであれば、審議拒否をするようで、10日に予定されている本会議の開催がどうなるのかわからない状況です。私は、この問題の本音の部分に政治的利用の部分が多分にあるのではないかと思っています。迷惑を受けるのは市民であります。大阪都構想にノーの審判を下した堺市長選挙の結果もありますし、地下鉄・市バス民営化問題も2度にわたって継続になり、今回で3回目であり、きっぱりと民営化に終止符をうつ大事な議会です。早く正常な議会運営をすることを求めます。

堺市長選挙は、橋下「維新の会」政治、大阪都構想を否定。

橋下市長が大阪都構想を打ち出して、選挙で初めて負けました。民意は大阪都構想を否定しましたが、記者会見での橋下市長の言い分は、大阪都構想については否定されていないと、勝手な解釈で選挙でまた勝って都構想をすすめると言うのは、あまりにも自分勝手な言い分です。負けを認め、都構想の何が否定されたのかを語るべきであります。橋下市長の人気にあやかってきた「維新の会」は今後、大きな分岐点を迎えるでしょう。野党再編の動きもありますが、維新の会は、それまで持つか、党分裂もあるのではないかと私は思っています。これまでの、どんな政党も、政治家も、国民の世論、国民の支持のもとに成り立っています。橋下市長、維新の会の賞味期限は!現在、大阪市会が会期中です。公営・準公営企業会計決算、一般会計決算の質疑、地下鉄・市バス民営化、幼稚園民営化などの議論の行方は、市民生活に直結しますので、ぜひ注視してください。また、大阪都構想については、法定協議会で議論中ですが、堺市長選挙の結果は、大きな影響を与えるでしょう。

市会本会議でまたもドタバタ。

大阪市会始まって以来、議長不信任決議が可決されました。美延議長が政治資金パーテイーに市立高校の吹奏楽部に演奏させたことが問題視され、謝罪と議長手当3ヵ月分返上ということに対して、公明・自民・みらい(民主系)3党が、不十分と納得せず議場に提案され可決されました。日本共産党は、確かに議長の行ったことは不適切ではあるが、議長不信任まで問うことではないと判断しました。また、提案趣旨の中に、「職員の政治的行為の制限に関する条例」制定に向けても率先してすすめてきたという文言があり、到底賛成できないこと。そして、何の関係もない高校生にも影響を与える点も考慮すべきと考えたからです。そもそも、橋下市長自身の従軍慰安婦問題発言や、維新の会の複数議員の問題行動(陳情書をごみ箱に捨てる写真を自身のブログに掲載など)が、議会に混乱を持ち込み、貴重な時間を無駄にすることになっています。もっと、市民の生活・暮らしの問題で、切実に要求されていることを大阪市会において議論をするべきであると思います。

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